SuperBumps Niseko Cup

10数年ぶりの猛暑の夏から時期相応の気候に変わりスキーシーズンが近づいてきました。

さて、多くのみなさまにご支援いただいたスーパーバンプスニセコカップは、2021年4月10日、11日に開催した第30回大会を持ちまして終了することをご報告いたします。

昨今の競技人口と携われるスタッフの事情、雪の状況、開催時期や開催場所など色々な兼ね合いの中、多角的に検討した所、今後の継続が困難と判断し10年刻みの節目となる30年で区切りをつけることを、ニセコフリースタイルセッション実行委員会の総意を持って決定いたしました。

振り返りますと、1990代のモーグルブーム時は総勢200人近いエントリーがあり、ナショナルチームの大部分が参加した事実上日本一の草大会と言われた大会です。

ピーク時は SAJ 公認大会とスポンサーの冠大会合わせ、3大会を3日間に渡って開催した国内最大のイベントとなり、FIS 公認コースで開催時は草大会とは思えないコースレイアウトの中で、数々の伝説レースが生まれました。

テレビ放映や海外の著名スキーヤーのゲスト参加などもあり、コース横には大勢のギャラリーで埋め尽くすほどでありました。

昨今ではシニア世代となった選手がお子さんと一緒に親子参加するという、30年という長い月日を印象付けるものを感じております。

圧雪車フル稼働で希望通りのコースに仕上げて頂き毎年素晴らしいイベント会場のご提供を賜りましたニセコ・グランヒラフスキー場様、協賛金と町長杯の冠を承認下さいました倶知安町。長きに渡り商品提供を賜りました多くの協賛商社様ならびに施設様、準備から大会終了後の後片付けまでお手伝い下さいました有志の皆様、そしてなりより熱い想いでご参加いただいた選手の皆様があってのイベントだったと感じております。 30年継続開催できたことは、このような大勢の皆様のご支援・ご協力なくしてはできないことを痛感し、感謝以外の言葉はございません。

これによりスーパーバンプスは終了となりますが、今後は運営主体を変え小規模ながらイベントは続けて行く意向でありますので、詳細は追ってご報告させて頂きます。

なかなか収束しない感染病の渦中ではありますが、来るスキーシーズンも選手の皆様は競技に奮闘して北京五輪でまたブームを起こすことを期待するとともに、今後のモーグル・フリースタイル競技のご発展と、モーグルスキーヤーの皆様のご健闘をお祈りしております。

2021年10月4日

ニセコフリースタイルセッション実行委員会 実行委員長 伊藤 篤
実行委員一同